ごあいさつ

伊藤陽一

伊藤クリニック 院長
大阪ショルダーセンター センター長
伊藤陽一

私自身は整形外科医であり、肩関節外科を中心に、約25年間、母校の大阪市立大学医学部附属病院にて、臨床と教育と研究に研鑽を積んで参り、2016年4月より伊藤クリニック院長として、肩関節外科の診療を開始しました。

肩関節は上腕骨と肩甲骨の間にあるわけですが、肩関節の正常な動きには、肩甲骨が胸郭との間で正常な動きをする必要があります。
肩外科医が行う方関節鏡視下手術によって肩関節の正常な動きが得られても、肩甲骨が胸郭との間で異常な動きを続けておれば、症状の改善は得られません。
肩外科医は肩関節の治療は出来るのですが、肩甲骨の動きを改善する能力は備えていません。

その能力をもっているのは、肩専門理学療法士です。

理学療法士は運動器のプロですが、肩甲骨の動きの複雑さから、すべての理学療法士が、簡単に肩甲骨の動きを制御する能力を身に着けられるわけではありません。
肩専門理学療法士は多くのトレーニングを経て、肩甲骨の動きを制御することのできる肩甲骨のプロになっているわけです。

つまり、肩関節疾患を確実に治すには、肩外科医と肩専門理学療法士のコンビネーションが必須です。
我々、伊藤クリニック・大阪ショルダーセンターには、優秀な肩外科医と優秀な肩専門理学療法士がタッグを組んで、多くの肩関節疾患の治療にあたっております。

また、2000年より肩関節を専門にする整形外科医と肩専門理学療法士で大阪ショルダーチームを立ち上げ、その経験年数は約15年以上となり、多くの患者さんの治療を通して、多くのノウハウを蓄積することが出来ました。

最近では、肩関節鏡視下手術だけでなく、リバース型人工肩関節という特殊な人工肩関節置換術を行うことも多く、肩外科医と肩専門理学療法士は益々密接に繋がりながら、難治症例の治療にあたっております。

現在、伊藤クリニック・大阪ショルダーセンターには常勤・非常勤含めて11名の理学療法士が勤務しておりますが、肩関節の手術件数の多さから、患者様よりリハビリテーション業務の拡充希望が多く、やる気のある多くの理学療法士の方々にも、我々と一緒に仕事をして頂ける機会が増えることを願っております。

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